フランスに145年以上つづいている、ラグジュアリー・ブランド「S・T・デュポン」。高級ライターやレザー・アイテム、高級ペンなどを展開していて、むかしはメンズ・ブランドでしたが、いまはレディス・ラインもあります。
立ち上げ当初は、絢爛豪華な旅行トランクのブランドで、各国の王室皇室に愛されておりました。アメリカの化学会社のデュポンとはいっさい関係ありません。
こちらは、そんなS・T・デュポンのフレグランス・ラインから、2018年に発売されたユニセックス香水です。
トム・フォードの「プライベート・ブレンド」あたりから流行っている、オリエンタル系のハイエンド・コレクションの中の一品で、ほかには「ピュア・ブルーム」や「ロイヤル・エディション」などがあります。ボトルのデザインが同じなので、ならべて飾ると映えそうです。
香りは、名前のとおりバニラとレザーが効いたオリエンタル・スウィートの香調がベース。高級感を打ち出した、デュポンらしいアイテムにしあがっております。
ピンクペッパーなどが、シャープなスパイシー・ノートを香り立たせるトップから、
ジャスミン、マテ茶、タバコ・リーフなどが、アロマティックなタバック・スウィートを湧き立たせるミドルへ。
ラストはバニラやレザーなどが、メロウなレザリー・バニリック・スウィートを広げて、エレガントでセクシーな魅力を際立たせてくれそうです。
調香は、ダビドフの「ウッド・ブレンド」や、ジュディス・ウィリアムズの諸作品などでも知られる、フランスのジュリアン・ラスキネ。プロデュースは、モンブランやオスカー・デ・ラ・レンタなどの香水ラインでもおなじみの、フランスの香水プロダクション「INTER PARFUMS」です。
タバコ・リーフ、レザー、バニラなどがメインとなった、典型的なオリエンタル・スウィートで、ユニセックス仕様ではありますが、どちらかというとメンズ向きかもしれません。ベーシックで一般的な香りですので、大人であれば使い勝手はいいと思います。
かなり濃い香りですので、秋冬のシーズンに合わせるのがベストでしょう。ノーブルなたたずまいのボトルのデザインもとてもステキです。
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