2017年で創業145年をむかえる、フランスの名門ラグジュアリー・ブランド「エス・テー・デュポン」。ナポレオン三世おかかえの写真技師だったシモン・ティソ・デュポンが立ち上げたもので、1940年代ごろまでは、最高級で豪華なトラベル・バッグが有名でした。いまでは高級ライターの代名詞になっていて、世界各国の有名人、著名人とのコラボレーション・アイテムでも知られております。
こちらは、そんなエス・テー・デュポンのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたメンズ香水です。オリジナルは、2008年に発売された「パッセンジャー・フォーメン」で、今回はそのアレンジ・ヴァージョンとなっております。オリジナルと名前が似ておりますので、おまちがいありませんように。なお、日本ではかなりレアなアイテムとなっておりますので、お求めはお早めに。
ネーミングのとおりクルーズをイメージしたこの作品は、大海原を感じさせるようなアクアティック・ウッディーの香調がベース。爽快でダイナミックなマスキュリニティーを描き出した一品にしあがっております。
イタリアン・マンダリン、レモン、フレッシュ・グリーン、マリン・アコードなどが、トランスペアレントで抜けるようなシトラス・アクアティックを香り立たせるトップから、
ホワイト・ジャスミン、ナツメグ、カルダモン、トフィ、イリスなどが、アロマティックで優雅なフローラル・スパイシーを湧き立たせるミドルへ。
ラストはサンダルウッド、パチョリ、シダー・ウッド、ドライ・アンバーなどが、メロウでウォームなスウィートを広げて、ハート・ウォーミングで魅惑的なセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。
プロデュースは、ダンヒルやバナナ・リパブリック、GAPなどの香水ラインでもおなじみの「INTER PARFUMS」です。
オゾン・アコードがよく香る、オーソドックスなアクアティック系ですが、ミドルでフローラルがほどよく香るところがファッショナブル。意外とレディスでもマッチするかもしれません。
ボトルやボックスも、品のいいシンプルなデザインで、目に飽きの来ないたたずまいですね。
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